妊娠中の運動では、それぞれ異なる妊娠経過を把握しながら、運動ができる状態にあるかメディカルチェックを行います。また、時期に応じて変化する生理学的変化へ対応が必要です。
妊娠中に運動を行うことで、産前産後に起こる、高血圧や糖尿病、早産になるリスクの低下、
帝王切開のリスクを下げることを目指します。
また、メンタルにとっても良い影響を与えるため、産後うつの予防、そして尿もれ腰痛などの身体のトラブルの解消を目指します。

産後の運動では、妊娠・出産によってダメージを受けた骨盤底筋群やお腹の状態を観察しながら、回復を促します。ゆっくりと時間をかけて筋や結合組織が妊娠前の状態に回復していくため、時期に応じて強度を調整していきます。 また、高血圧や糖尿病などの疾患、臓器脱や骨粗鬆症の予防など、将来の健康を手に入れられるためのサポートをします。そして、母乳分泌を促すことや、元の体型への回復、さらには妊娠前よりも健康的でトラブルのない身体になれるよう目指します。